自然と共生した
住まいと
暮らし方。
日本の住宅はもともと、自然の気配を身近に感じるテント的なものでした。
障子や襖といった軽いスクリーンで空間を遮っただけの間仕切り。
外の光で太陽の動きがわかるから、陽が落ちれば休む準備をはじめ、
日が昇れば目覚めて、風や雨音も聴きながら、自然のリズムと呼応して暮らしていました。
やがて快適さや気密性を追い求めて壁や屋根は強固になり、
ご近所との関係も薄まり、次第に自然と人、人と人との距離は遠くなっていきました。
自然と共生するくらしを、もう一度日常に取り戻す。
地方だけではなく、都市生活においても、自然を感じる瞬間がたくさんある。
それが野遊びできる家、これからの豊かなくらしです。